おおかみ
狼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 横手市に伝わる狼の話で、人だかりに現れ舌なめずりをした話と、明治初め狐が復讐のため狼の群れを率いてきた話を伝える。
- 細部
- ある年のこと、人が大勢集まっているところへ突然狼が姿を現し、そのまま逃げ去っていったことがあった。この狼は石きり山の上から鋭い目つきでこちらをうかがい、舌なめずりをしていたとも語られている。また、明治の初め頃には、かつて狐の悪さを懲らしめたことのある老人のもとへ、恨みを抱いた狐が仕返しとして狼の群れを引き連れてやってきたという話も伝わる。老人はあらかじめ仕返しを見越しており、自分の着物を石地蔵に着せておいたため、狼たちはその石地蔵にかみついて牙を傷めてしまい、怒って狐を追いかけ回した末に去っていったという。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1936年掲載、寺田傳一郎「八十翁談話―秋田県平鹿郡淺舞町―」および武藤鐡城「狼犬の話」に、それぞれ記録がある。
- 地域
- 秋田県横手市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ