わかさのおおかみのむれとごろうたばばのし
若桜の狼の群れと五郎太婆の死
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山中で旅人が狼の群れに襲われかけ、その場で斬った狼と同じ頃に村の庄屋の老女が死んでいたという話。
- 細部
- 若桜の山奥をよそ者が歩いていたところ日が暮れてしまい、仕方なく夜道を進んでいると背後に何かの気配がした。振り返れば狼で、恐ろしくなって近くの木によじ登って難を逃れようとした。ところが狼は次々と集まってきて、互いの背に乗り重なりながらよそ者めがけて高く迫ってくる。あと少しで届くというところで「五郎太婆を呼んでこい」という声が響き、ひときわ大きな狼が現れて一番上に乗った。よそ者が刀でその狼に斬りつけると、後日、村では庄屋を務める五郎太婆という人物が死んでいたことがわかったという。
- 広まり方
- 1936年の『因伯民談』所収、保木本寿生「五郎太娑」に記録がある。
- 地域
- 鳥取県若桜町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ