つるのおおかみをしりぞけたとりのこえ
都留の狼を退けた鶏の声
国内
未確認生物
- どんな話か
- 狼を切りそこねた旅人が宿の二階で待ち構え、刀の鶏の彫り物が鳴いて夜明けと思わせ狼を退散させたという話。
- 細部
- ある旅人が道中で狼に襲われ、切りかかったものの仕留めそこなってしまった。仕返しに来るかもしれないと恐れた旅人は、泊まった宿で二階に寝かせてもらい、柄に鶏の彫り物がある刀を用意して身構えていた。すると案の定、狼たちが現れ、互いの背に乗り合って犬梯子のように連なりながら二階へ迫ってきた。旅人が一匹ずつでも切ってやろうと刀を構えたそのとき、目釘のそばに彫られていた鶏が鳴いた。夜が明けたと勘違いした狼たちはあわてて退散していったという。
- 広まり方
- 『甲斐路』1989年掲載、堀内真「都留市谷村の昔話―安藤千鶴子氏の伝承を中心として」に記録がある。
- 地域
- 山梨県都留市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ