とびこえおおかみ
飛び越え狼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 頭上を飛び越えられると死ぬとされる狼を避けるため、夜道ではキセルやかんざしを頭上に立てて歩いた。
- 細部
- 夜道をひとりで行くと、狼に頭の上を飛び越えられてしまうことがあり、そうされた者は命を落とすと恐れられていた。難を逃れるため、男は煙管を、女はかんざしや針を頭上に高く掲げるようにして歩く習わしがあったという。ある男の体験談も伝わっており、隣の集落に通っていた女がいた頃、その帰り道にいつも狼につけられるようになった。頭上を飛び越えられて小便をかけられると死ぬと聞かされていたため、木によじ登って夜が明けるまでやり過ごしたという。やがてその女との仲が終わると、狼につけられることもなくなったと語られている。
- 広まり方
- 1965年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会「兵庫県城崎郡竹野町」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県豊岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ