おおかみ
狼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山仕事の帰りに狼に送られた話や、狼が離れた後に狐が取り憑いて娘が亡くなった話が伝わる。
- 細部
- 夜遅くに山仕事を終えて帰る途中、狼にずっと後ろをついてこられた、いわゆる送り狼に遭った人がいたという。こうした場合の対処法をかねて聞き知っていたことを思い出し、背負っていたしょいこの長いほうの紐を切って捨てたところ、狼はそれきり姿を消していなくなったと伝えられている。また別の話では、同じように送ってきた狼は明神様のところまで来て離れていったものの、入れ替わるように今度は狐が取り憑いてしまったのだという。取り憑かれてしまうと、用意したご飯はすべて背中に憑いている狐に食べられてしまうほどで、豊川稲荷のお札を受けたことで狐そのものは離れたが、憑かれていた20歳ぐらいの娘はそれからほどなくして亡くなってしまったと語られている。
- 広まり方
- 出典は『中京民俗』1974年掲載、林登美子「伝説」。
- 地域
- 愛知県新城市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ