おおかみ
狼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 狼除けの唱え言葉や、人助けする狼、三峯山信仰の霊験など複数の伝承が残る。
- 細部
- 仙北市角館町とその周辺には、狼にまつわる言い伝えが数多く残されている。ある寺の墓地には狼が入り込むことがなかったため、新しい墓には魔よけとされる鎌を立てる必要がなかったという。明治十四年四月四日に書き記されたという秘伝には、狼が近寄れないようにするには「三峯さん」と三回唱えればよいと記されている。狼は本来人間に親切な生き物とされ、草刈りなどで転んで起き上がれずにいると手を噛んでくれることがあるが、それは助け起こそうとする仕草なのだという。また狼の尻に火口が付着した場合、その炎は何があろうとも決して消せないものになるとも語られている。三峯山を祀る土地の狼は人を害さないと信じられ、狼に食われた死馬の首を取ってくるという賭けをした男が、三峯山を祀る小白川野なら無事だろうと信じて出かけ、実際に何事もなく帰ってきたという話も伝わっている。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1936年掲載、武藤鐡城「狼犬の話」に記録された伝承である。
- 地域
- 秋田県仙北市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ