せきしのきょうでしりぞくおおかみ
関市の経で退く狼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山伝いの旧道に狼がうずくまっていたが、馬方が煙草を吸い経を唱えると立ち去ったと語り手の曽祖母から伝わる。
- 細部
- 昔の本通りにあたる山伝いの道に、狼が出て道の途中にうずくまっていたことがあったという。通りかかった馬方は無理に追い払おうとはせず、その場で煙草を一服し、心経を唱えて狼をなだめた。すると狼はやがて道を空けて立ち去っていったと伝えられる。この話は語り手が自身の曽祖母から聞かされたもので、山道を行き来する人々が獣とどう向き合ってきたかを示す一例といえる。
- 広まり方
- 1987年の『常民』所収、中央大学民俗研究会「岐阜県武儀市洞戸村 調査報告書」にまとめられている。
- 地域
- 岐阜県関市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ