おおかみ
狼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 1851年、長野峯に群れる狼を鎮めるため金剛院が祈祷し、法螺貝の音で退散させたという。
- 細部
- 嘉永4年(1851)7月、長野峯では千匹ともいわれる狼の群れが木炭を運ぶ駄賃牛を執拗に狙い、手の施しようがなくなって交易までもが滞る事態となった。困り果てた人々は、修験者の金剛院に加持祈祷を依頼する。金剛院が峯に登って祈りを捧げると、狼の群れは彼を取り囲んで迫ってきたが、金剛院が力をこめて法螺貝を吹き鳴らしたところ、狼たちは一匹残らず姿を消したという。獣害を宗教的な力で鎮めた話として語り継がれている。
- 広まり方
- 1992年の『宮崎県史 資料編 民俗2』所収、山口保明「祖母山麓の信仰」に記録がある。
- 地域
- 宮崎県延岡市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ