なぎそのころぶとおそうやまいぬ
南木曽の転ぶと襲う山犬
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜道で転んだりしゃがんだりすると襲われると戒められた、狼を指す山犬の言い伝え。
- 細部
- この地では狼のことを山犬と呼んだ。夜にひとりで道を行くときは、転倒したりその場にしゃがみ込んだりしてはならないと固く戒められている。姿は見えないまま、隙を見せた者が喰われてしまうとされたからである。恐れられたのはとりわけその眼で、闇の中に浮かぶ二つの光に睨みつけられれば、並の者は気力を奪われて動けなくなると語られた。姿勢を低くしないという具体的な作法が、そのまま夜道の心得として受け継がれている。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承の世間話、送りおおかみの項に載る。
- 地域
- 長野県南木曽町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ