おおかみ
狼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 三崎神社と稲積社の間を走る神の使いの狼で、一匹なら守り神だが群れは危険とされ、節分には潮を浴びに行く。
- 細部
- 三豊市では、海の神として敬われる三崎神社と稲積社とをつなぐ道筋を、狼が神の使いとして行き来するのだといわれている。この使いに行き会っても、その姿を直接見てはならず、ただ地響きのような鳴き声だけが伝わってくるとされる。単独で現れる場合は神使としてありがたがられる一方、複数で群れをなして現れたときは危害を加えかねないため注意が必要だと戒められている。また、節分の晩には狼が潮を浴びに出かけるとされ、道に迷うと吠えるのだという。ある晩、どの家でも自分の家の窓の下で吠えられたと思うほどの声が響き渡り、宇賀神社のお旅所では牛の子ほどの大きさのものがのたうっているのが見られたが、これが狼だったのだろうと語られている。
- 広まり方
- 1983年の『四国民俗』所収、斉賀保子「三豊郡託間町荘内地方の年中行事」、1996年の『香川の民俗』所収、加藤あき子の聞き書きに記録がある。
- 地域
- 香川県三豊市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ