まつもとのくもつをたべるおくりおおかみ
松本の供物を食べる送り狼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 村を出入りする人を送り迎えし、重箱の供え物を食べては器を元通りにしたという狼。
- 細部
- むらジリには、村へ出入りする人を送り迎えする狼がいて、これを送り犬と呼んだ。人々はその礼として、ぼたもちやおはぎを重箱に詰め、風呂敷に包んで表へ置いておいたという。送り犬は中身を平らげたあと、重箱も風呂敷もきちんと元の形に戻していったと語られる。ふだんどこに潜んでいるのかは誰も知らなかったが、かつては下波田から安曇にかけての一帯に群れをなしていたという。人を襲う獣ではなく、礼を尽くせば道中を守ってくれる相手として描かれている。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、世間話のおおかみ・山犬の話のうち送りおおかみの項に載る。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ