けせんぬまのおおかみのむれのおんがえし
気仙沼の狼の群れの恩返し
国内
未確認生物
- どんな話か
- 喉に刺さった骨を抜いてやった旅人が、後日狼の群れに助けられたり見逃されたりする恩返し譚。
- 細部
- 夜道を歩いていた者の前に狼が唸りながら近づいてくることがあり、よく見るとその口には骨が刺さっていた。刺さった骨を抜いてやると狼はそのまま去っていくが、後日再び現れて当人を引きずり倒し、木の葉をかぶせて隠したのち、そのまま姿を消してしまう。ほどなくして狼の大群が通り過ぎていき、これは狼が恩を返すために当人を群れの目から隠してくれたのだと語られている。峠道で狼の大群、いわゆる千匹連りに追われ木に登って難を逃れた話や、刀で応戦して血の匂いに狼が退散した話も伝わり、田束山には狼の千匹連りが通る道があると信じられている。
- 広まり方
- 1982年刊『小泉の民俗―宮城県本吉郡旧小泉村―』所収、東洋大学民俗研究会の口承文芸調査に記録がある。
- 地域
- 宮城県気仙沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ