はなまきのともとなったおおかみ
花巻の友となった狼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 昼飯の残りを分けてやると家まで送ってくれたなど、享保15年以降に友として扱われるようになった狼の話。
- 細部
- あるお爺さんがタテ岩の田んぼで昼飯の残りを狼に分け与えてやったところ、その日の夕方には家まで送り届けてくれたという心温まる話が伝わる。一方、狼洞と呼ばれる場所では鳴き声は聞こえても姿を見せることはなく、下手に撃ち殺すと群れが押し寄せてくるため決して撃ってはいけないと戒められていた。同じ狼洞には多くの狼が棲み、猿が石川へ水を飲みに群れで下りてくる姿や、山奥の大岩からの遠吠え、「ゴンボホル」という鳴き声が聞かれたという。かつてこの地では狼を狩って食べ尽くしていた時期もあったというが、享保15年ごろを境に、狼を友として扱う考え方へと変わっていったと伝わる。
- 広まり方
- 1993年の『常民』岩手県和賀郡東和町の調査報告書(中央大学民俗研究会)に記録がある。
- 地域
- 岩手県花巻市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ