おおいのおたぬきさん
大井のお狸さん
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山に火柱が立つと現れ、参る者の体に灸の跡を浮かせて難病を治したという狸の神。
- 細部
- 大井の山手に火の柱が立ち、それとともに狸が姿を見せて、多くの病人を救ったと語られる。参詣した者の体にはやいとを据えたような跡が浮かび、そこへ灸をあてると、どれほど重い病でも快方へ向かったという。こうした霊験は半年ほどの間だけ続き、やがて再び火柱が上がって狸が去ると、以後は誰の体にも跡が出なくなった。期間を限って現れ、去ったきり戻らないという構成が、この土地の治病神の語りを特徴づけている。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』に載る越智公子「松山市東野聞書」に採録されている。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ