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浪江の大蛇と三つの沼のイメージ挿絵
この挿絵は当サイトが項目ごとに用意したイメージ画像です。写真や原典の図版ではありません。

なみえのおおへびとみっつのぬま

浪江の大蛇と三つの沼

国内 未確認生物
どんな話か
目の見えない僧の祈願をめぐる大蛇の逸話や、河童との縄張り争い、複数の沼を行き来する主の伝承をまとめた話。
細部
目の見えない僧・玉の井が満願の日を迎えると、池に棲む大蛇が現れて開眼させようとしたが、あたり一帯を泥海に変える計画を語りだした。僧は自分の目より村人の命を選び、その企みを人々に知らせたため、大蛇は雷神に姿を変えて僧を八つ裂きにしてしまった。飛び散った亡骸の落ちた場所は、胴のおち・耳かい・股おちという地名として残る。ほかにも、馬にいたずらをして人間と相撲で負けた河童よりも大蛇のほうが執念深く、北の室原川まで越境して河童の縄張りに棲みついたという話や、和久沼・赤宇木沼・新田沼の三つの沼にはかつて同じ主の大蛇が住み、一方の沼に糠をまくと必ずもう一方にも糠が浮かんだという伝えも残る。今は沼が二つになったが、田植えの時期には雨が降るといわれている。
広まり方
1964年の『伝承文芸』(国学院大学民俗文学研究会)、1982年の『福島の民俗』所収・佐藤俊一「大蛇と河童が共棲しなかった請戸川」、1967年の『福島県史 24 民俗2』(和田文夫)の三つの記録にまたがる話をまとめた。
地域
福島県浪江町
年代
不明
検証状況
伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。

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