のとのこどもにばけるおおがに
能登の子供に化ける大蟹
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山道の淵に棲む大蟹が子供に化けて通行人を苦しめたが、弘法大師と神明明神が鎮め、甲石を掘れば雨が降ると伝わる。
- 細部
- 能登町を通る山道の脇には小さな川が流れ、その淵には昔から大きな蟹が棲みついていたという。日が暮れると幼い子供の姿となって現れ、道を行く者に近寄っては悩ませたと伝わる。困り果てた土地の人々が弘法大師と神明明神に助けを求めたところ、二柱は蟹に烏帽子を授けたうえで淵の底へ沈め、蟹は烏帽子もろとも石に変じて鎮まったという。日照りが続いて村が困窮したときには、この甲羅の形をした石を掘り出すと雨が降り出すとされ、雨乞いの手段として語り継がれてきた。
- 広まり方
- 1962年の『加能民俗』所収、今村充夫「蟹の甲石伝説の要素」に記録がある。
- 地域
- 石川県能登町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ