おおがに
大蟹
国内
未確認生物
- どんな話か
- 享保7年の大嵐で切れた吉良庄富吉新田の堤から甲羅7尺もの大蟹が現れ、捕えようとすると右のはさみを残して逃げ、今も時折姿を見せるという話。
- 細部
- 三河国幡頭郡の吉良庄にある富吉新田では、享保7年の8月14日に大嵐が襲い、堤が切れるという被害を受けた。里人たちが修復に向かったところ、甲羅の大きさが7尺ほどもある巨大な蟹が姿を現した。この蟹は水門にあけた穴を住みかとしていたらしく、まさにその穴のあたりから堤が切れていたのだという。人々がこの蟹を捕らえようとしたが、右のはさみを残したまま逃げ去ってしまった。それ以来、今でも時としてこの蟹の姿が現れることがあるという。
- 広まり方
- 1975年刊『日本随筆大成』第二期に収める菊岡沾凉の随筆「諸国里人談」に記されている。
- 地域
- 愛知県西尾市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ