おおがに
大蟹
国内
未確認生物
- どんな話か
- 稲刈り前の田を荒らす甲羅1メートルの大蟹を元侍が伝家の槍で退治し、祟りを恐れた村人が蟹堂さんとして祀ったという話。
- 細部
- ある年の秋、稲の刈り入れを控えたころ、田んぼが何ものかに食い荒らされる出来事が続いた。困った村人たちが見張りを立てて様子をうかがっていると、海の方から甲羅の長さが一メートルにも及ぶ巨大な蟹が姿を現した。あまりの大きさに皆が恐れおののく中、かつて侍であった一人の男が、家に伝わる槍を手にこの蟹に立ち向かった。激しい戦いの末、夜明けが近づくころになってようやく蟹を討ち果たすことができたという。しかし村人たちは、この蟹の祟りを恐れ、小さな祠を建てて手厚く祀ることにした。これが「蟹堂さん」と呼ばれるようになったといわれている。
- 広まり方
- 1998年の『みなみ』に掲載された南知多町誌編集委員会編「蟹堂さん」に記録がある。
- 地域
- 愛知県南知多町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ