おおがねばあさのひ
大鐘婆サの火
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 寺に喜捨した田地を質入れされた恨みから、大鐘の婆さんの霊が青い火となって雨夜にさまようという。
- 細部
- 大鐘という素封家の婆さんが、供養のためにと寺へ田地を寄進した。ところがその後、何代か後の住職がその田地を質に入れてしまう。婆さんの霊はこれを深く恨み、怨霊となって青い火の姿を取り、雨の降る晩になるとかつての田地の上をさまよい歩くのだと語り伝えられている。寄進した本人の善意が後の代で踏みにじられたことへの憤りが、そのまま怪火という形で語り継がれた例といえる。
- 広まり方
- 1915年の『郷土研究』誌、渡邊三平「遠州横須賀より」に記録がある。
- 地域
- 静岡県掛川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ