おおだてじろう
大舘次郎
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 髑髏の杯欲しさに武将の塚を掘った盲人が、天変に遭い翌年の同じ日に命を落としたという話。
- 細部
- 盲目の文人である高野蘭亭は、頭蓋を杯に仕立てて用いたいと望み、鎌倉に残る大館次郎の塚を掘り起こした。すると晴れ渡っていた空がにわかに暗み、雷が鳴りわたって激しい雨が落ちてきたという。それでもどうにか持ち帰り、望みどおり酒器として愛玩したが、掘り当てたのと同じ月日を迎えた翌年、当人は死んだ。墓所を侵した報いが一年後の命日として現れる形になっており、塚を暴くことへの戒めとして語られている。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成』第二期に収める百井塘雨『笈埃随筆』に記録がある。
- 地域
- 神奈川県鎌倉市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ