おおだこ
大だこ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 須佐の老婆おりんがたこ漁で大だこの足を毎日一本ずつ切っていたが、8日目に最後の足に絡まれ海に引きずり込まれ命を落としたという話。
- 細部
- むかし須佐に、おりんという老婆が暮らしており、日々舟でたこ漁をして生計を立てていた。ある日、漁に出たおりんの舟に大きなたこが取りつき、足を一本差し入れて彼女を捕まえようとした。おりんはこのたこと格闘の末、足を一本切り落として難を逃れる。ところが翌日も、そのまた翌日も同じ場所で同じことが繰り返され、おりんはたこの足を一本ずつ切り取っては持ち帰るということを続けていった。そして八日目、いよいよ最後の八本目の足を切り取ろうとしたそのとき、おりんはその足に体を巻き込まれ、海の中へと引きずり込まれてしまい、そのまま大だこの餌食になってしまったという。須佐の入り江の東にある峠という場所には、この出来事にちなんで名づけられたおりん島という島が今も残っている。
- 広まり方
- 1972年の『みなみ』掲載、磯部宅成「口碑について調べてみて(一)」、2001年の『みなみ』掲載「おりん島」、および2003年の『みなみ』掲載、磯部宅成「豊浜の風俗、習慣、言語について」に、同様の話が記録されている。
- 地域
- 愛知県南知多町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ