あまとわかものをしずめたおおあわび
海女と若者を沈めた大鮑
国内
未確認生物
- どんな話か
- 沖に住む大鮑に触れると必ず海が荒れるとされ、海女がそれを利用して恋人と会っていたが最後は海に沈んだという悲恋譚。
- 細部
- 岸和田で美しい海女と若者は結ばれたが、働き者の若者は沖へ出てばかりいた。寂しい海女は、触れると必ず海が荒れる大鮑を利用し、毎日海を荒らして若者と会い、陸に留めていた。ある日、数日分の大しけを一度に起こして多くの船が難破すると、若者を案じて沖へ漕ぎ出し、大鮑の近くで舟ごと吸い込まれて沈んだ。遠くから見た若者も後を追ったが、海女を救えなかった。東京学芸大学民俗学研究会『海女部落と台地端の村と』(1967年)に、御宿町の伝説として記録されている。
- 広まり方
- 『海女部落と台地端の村と』(1967年)の「八、御宿町の伝説・民話」(東京学芸大学民俗学研究会)に記録される。
- 地域
- 千葉県御宿町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ