しずくいしのぬまにねむるよめいりむすめのおんりょう
雫石の沼に眠る嫁入り娘の怨霊
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 国見峠の沼で眠りに落ち命を落とした嫁入り娘の怨霊が、梭を背負って通る者に禍をもたらす話。
- 細部
- 遠い昔、西の国から東の国へ嫁入りした秋田生まれの娘が、習わしに従って雪解けの頃に実家へ機織りの用で帰る途中のことである。国見峠近くの沼のほとりで喉を潤そうと立ち寄ったところ、突然の強い眠気に襲われて寝入ってしまい、そのまま沼に落ちて命を落としたのだという。娘は沼の主になったとも伝えられ、それ以来、梭を背負ってこの峠を通る者には必ず娘の怨霊による禍が及ぶのだと語られている。
- 広まり方
- 1930年刊『旅と伝説』所収、田中喜多美「郷土伝説―岩手雑纂(一)―」に記録がある。
- 地域
- 岩手県雫石町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ