おんりょう
怨霊
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 落城で果てた武士たちがマムシに転じて城を守り続け、殺せば報いがあるという禁忌。
- 細部
- 小谷城で討ち死にした武士はおよそ七百人にのぼり、その者たちはことごとくマムシに姿を変えて生き残り、今なお城を守っていると語られる。この城山でマムシを殺すと、それが異様な声で鳴き、それを合図に山じゅうのマムシが次々と這い出してきて、殺した者を食い尽くし白骨だけにしてしまうという。そのため小谷山ではマムシを決して殺してはならないという戒めが伝えられてきた。戦死者の霊と山の生き物とを重ね、殺生を封じる禁忌として機能している。
- 広まり方
- 1999年の『民俗文化』に載る馬場杉右衛門「小谷城の伝説について」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県長浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ