おんりょう
怨霊
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 松平家に寵愛された絲織姫が謀殺された後、世継ぎは皆病み、大銀杏に棲む白蛇がその怨念とされた。
- 細部
- 絲織姫という愛妾は、その寵愛ぶりをねたんだ周囲の者たちの謀略によって命を奪われてしまったという。それから後、松平家に生まれる世継ぎはことごとく体に障りを持つか、途中で心を病んでしまう者ばかりになったと伝えられる。同じ頃から邸内の大きな銀杏の木に白い蛇が棲みつくようになり、これは姫の怨念が固まって現れたものだと噂された。この白蛇はときおり美しい女性の姿に化けるといい、また、この銀杏の実を口にすると腹痛を起こすとも言われている。
- 広まり方
- 1937年の『旅と伝説』所収、田中勝雄「地名起源伝説と動植物伝説―続南桑民譚雑録一―」に記されている。
- 地域
- 京都府亀岡市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ