おんなおに
女鬼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 鞍馬寺の開山伝説で毘沙門天の加護により鬼女を退けた話と、渡辺綱が女鬼の腕を切った酒呑童子伝説の考証をあわせ伝える。
- 細部
- 鞍馬寺の草創にまつわる話の一つに、東寺で十禅師を務めていた峯延という僧が、山中で恐ろしい鬼女に追い立てられたという話が伝わる。窮地に陥った峯延が毘沙門天へひたすら祈りを捧げると、傍らの朽木が突如として倒れかかり、追ってきた鬼女はその下敷きになって息絶えたという。危うく命拾いした峯延は、その後この山を治める住持の座についた。もう一つは、源頼光の四天王の一人に数えられる渡辺綱が、女の鬼の片腕を斬り落としたという著名な逸話と、それに連なる酒呑童子伝説とを合わせて論じた考証であり、女鬼という同じ呼び名のもとに由来の異なる二つの話が結び付けられている。
- 広まり方
- 郷土趣味1918年掲載の佐々木嘯虎「鞍馬の竹切法會」、および日本随筆大成第一期1975年収録、滝沢馬琴「玄同放言」に記録がある。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ