ひしいけのおんな
菱池の女
国内
未確認生物
- どんな話か
- 菱池でゴンゾウ爺さんが女から赤子を預かり、鶏の声とともに夜が明けると女は消え、爺さんはそれをきっかけに病んで死んだという。
- 細部
- 菱池のほとりで、ゴンゾウという爺さんが見知らぬ女から赤ん坊を預かるという出来事があった。女はそのかたわらで静かに自分の髪を梳きはじめ、爺さんはただ言われるままに赤ん坊を抱いて夜を過ごした。やがて春日様に仕える鶏が根付の鶏の姿となって時を告げ、鳴き声とともに夜が明けると、女の姿はどこにもなくなっていたという。爺さんはこの一夜の出来事がもとで体を悪くし、そのまま床につくと二度と起き上がることなく亡くなってしまった。人ならぬ女に赤子の世話を頼まれ、夜明けとともに消えるという筋立ては、いわゆる産女の話に通じるものといえる。
- 広まり方
- 『伝承文芸』2001年掲載、國學院大學民俗文学研究会「新潟県佐渡郡畑野町昔話集」に記録がある。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ