ふえをふくおんな
笛を吹く女
国内
未確認生物
- どんな話か
- 節句のたびに池から現れて笛を奏でた美女は、実は真柏に巻きつく大蛇だったという伊賀良の話。
- 細部
- 三月の節句が巡ってくると、決まって池のほとりに美しい女が姿を見せ、笛を吹いたという。ところがその池が埋め立てられてしまい、音は途絶えた。惜しんだ村人が近くに小さな池を新たに掘ると、翌年からまた笛の音が聞こえるようになった。だが姿を確かめてみれば、それは女ではなく、真柏の木に体を巻きつけた大蛇であったという。水辺の主が人の姿と音曲をまとって現れ、住処を奪われても新しい水を与えられれば戻ってくるという筋立てになっている。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』所収、村沢武夫「伊賀良の伝説」に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ