おにのほね
鬼の骨
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 正月2日、大瀬戸町では鬼の骨に見立てた餅や竹を焼く習わしがあり、骨形の餅が喉に痞えた故事が七草ズーシを食べる由来ともいう。
- 細部
大瀬戸町では正月2日を「オンノホネ」の日と呼び、鬼の骨に見立てた餅を火であぶって食べる習わしがあった。その由来は、はるか昔に鬼ヶ島で討ち取った鬼の骨を、この日に火にくべたという言い伝えに遡るとされる。骨に見立てた餅を口にした際にのどへ引っかからせてしまった出来事があったことから、これを七草ズーシ(雑炊)で流し込んで通したという言い伝えが生まれ、今でも同じ日に七草ズーシを食べる習慣が続いているという。
また同じ正月2日には竹を焼く行事もあり、このとき焼く竹を伐り出した竹藪は、その年に限って虫が付かないと信じられていた。骨に見立てた餅と竹という別々のものを焼く行事が、同じ日に重ねて伝わっている点が特徴である。
- 広まり方
- 1950年の『民間伝承』所収、井之口章次「西彼杵の正月行事」に記録がある。
- 地域
- 長崎県西海市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ