おにびと
鬼人
国内
未確認生物
- どんな話か
- 膿血を吸ううちに人肉の味を覚えた小僧が鬼人となり、後に在原業平が地蔵に祈って鎮めたと伝わる。
- 細部
- 藤枝市岡部町に伝わる話。ある寺の住職が難病を患い苦しんでいたとき、膿血を吸い出せば楽になるというので、小僧に命じて時折それを吸わせていた。ところが小僧はそのうち肉の味を覚えてしまい、鬼人と化して近隣の山に住みつき、道行く人を捕らえては喰らうようになったという。その後、貞観年中に在原業平が東国へ下る途中でこの地を通りかかり、地蔵尊に祈念したところ、鬼人は降伏したと伝えられている。
- 広まり方
- 1922年の『土の鈴』に載った法月俊郎「お地蔵様の話(駿河・伊豆地方)」に記録がある。
- 地域
- 静岡県藤枝市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ