おにばんば
鬼婆んば
国内
未確認生物
- どんな話か
- 師の言いつけを破って山に入った小僧が鬼婆に遭い、お札や生き物の助けで逃げのびる話。
- 細部
- 和尚の言いつけに背いて山奥へ入った小僧は鬼婆んばに出くわしてしまうが、身につけていたお札の力によって何とか寺まで逃げ帰ることができた。和尚はその鬼婆を味噌に変えて退治したうえで、修行を怠れば鬼になってしまうと戒めたため、小僧はその後懸命に経を読み、立派な僧へと成長したという。もう一つの話では、山で遊んでいた小僧が物音に誘われて歩くうちに道に迷い、明かりのついた家に泊めてもらうことになる。ところが夜中に自分を食おうと相談する声を聞いてしまい、持っていたお守り札の力で逃げ出し、途中でびつき(蛙)に助けられて無事に家へ戻ったと伝わる。
- 広まり方
- 1964年の『芸能』所収、野村純一の「どんぺからっこ・ねっけど(四)―安楽城の昔話―」、および1965年の同誌「どんぺからっこ・ねっけど(十四)―安楽城の昔話―」に記録がある。
- 地域
- 山形県真室川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ