ひろしまのおにばばをやくうまかた
広島の鬼婆を焼く馬方
国内
未確認生物
- どんな話か
- 塩を運ぶ馬方が鬼婆に襲われ天井裏に隠れて餅で油断させ、下から火をたいて退治したという昔話。
- 細部
- 塩荷を運ぶ馬方の長吉は、道中で鬼婆に襲われるものの、その家の天井裏へ逃げ込んで身を隠す。物音を立てると、鬼婆はそれを荒神様の仕業だと思い込んで餅を供え、長吉はこれを食べて飢えをしのぐ。鬼婆が眠り込んだ隙に長吉が寝床の下から火をたきつけると、鬼婆は風が心地よく吹いてきたとのんきに呟き、やがて熱さを覚えても日が昇ったのだろうと勘違いしたまま焼かれてしまう。息絶えた鬼婆はそのまま唐黍畑に埋められ、それ以来そこに生える唐黍の茎は赤く色づくようになったと伝えられる。
- 広まり方
- 1936年の『旅と伝説』に掲載された関敬吾「牛方山姥の昔話―逃鼠昔話の一類型として―」に記録がある。
- 地域
- 広島県広島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ