おに
鬼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 角館地方には鬼にまつわる話が複数伝わり、娘をさらった鬼との顛末や、鬼を退治した八割・塩手沢の地名由来などが語られている。
- 細部
- 角館地方には、鬼をめぐるいくつもの昔話が伝わっている。ひとつは、鬼が大きな屁をこいたはずみに死んでしまうという、恐ろしさと滑稽さと哀れさの入り混じった小話である。もうひとつは、空からやってきた鬼にさらわれた娘が鬼の妻となり子をもうけたという話で、娘を案じた祖母がソラ豆のつるを梯子代わりに登って会いに行くものの鬼に見つかって追われてしまい、娘の機転によって祖母と子とともに三人で無事に家へ逃げ帰ることができたという。さらに、雲然の八割という地名は、鬼頭という場所で捕らえた鬼を八つに裂いた場所であることに由来し、隣接する塩手沢は、その際に清めの塩をまいたことにちなむと語られている。
- 広まり方
- 1941年の『旅と伝説』所収、武藤鐵城「羽後角館地方昔話集」および「羽後角館地方昔話(二)」、また1965年の『常民』に載る中央大学民俗研究会「秋田県仙北郡角館町 雲然 八割地区 調査報告書」にそれぞれ記録されている。
- 地域
- 秋田県仙北市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ