おに
鬼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 鬼に瓶へ入れられ連れ去られかけた男が松の枝を頼りに逃げ出し、ヨモギとカヤの茂る藪へ隠れて追跡をかわしたという話。
- 細部
- 西彼町に伝わる話で、ある男性が鬼につかまり、瓶の中に押し込められて連れ去られそうになった。男はとっさに松の枝につかまってその場を逃れたものの、鬼はあきらめずに追ってきたという。追い詰められた男は、ヨモギとカヤが生い茂る藪の中へ飛び込んで身を隠し、ようやく難を逃れることができた。ヨモギやカヤには古くから邪気を払う力があるとされることが多く、鬼のような異形のものから逃れる際の隠れ場所として茂みが選ばれたことに、そうした民俗的な意味合いが重なっている可能性がある。
- 広まり方
- 1972年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による長崎県西彼杵郡西彼町旧亀岳村の調査報告に記録がある。
- 地域
- 長崎県西海市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ