おにのふんどしとらいねんのはなし
鬼の褌と来年の話
国内
未確認生物
- どんな話か
- 節分の夜に泊めてもらった鬼が礼に高価な褌を贈り、来年も泊まってと言われると笑って褌がないと来られないと答えた話。
- 細部
- 昔、節分の夜のことという。一匹の鬼が宿を求めてあちこちの家を訪ねたが、どこからも泊めてもらえず困り果ててしまった。仕方なく山の麓にある樵の家を訪ね、泊めてほしいと頼み込んだところ、そこに住んでいた二人の老人は快く鬼を迎え入れてやった。感謝した鬼は、お礼にと大変高価な鬼の褌を老人たちに贈っていったという。お婆さんが喜び、ぜひ来年もまた泊まってくださいと声をかけると、鬼は笑いながら、この褌を差し上げてしまったので褌なしではもう来られませんと答えたそうだ。それ以来、来年の話をすると鬼が笑うと言われるようになったという。
- 広まり方
- 1983年の『下野民俗』所収、高野福衛「馬頭町松野の昔がたり」に記録がある。
- 地域
- 栃木県那珂川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ