おに
鬼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 独り身の男の元に来た女房の正体は鬼で、風呂桶で男をさらおうとするも逃げられ、蜘蛛に化けて追った話。
- 細部
- 一人暮らしの男のもとにどこからか女がやって来て、そのまま女房として一月ほど暮らした。ある日女は実家に帰るのでと風呂を焚くよう頼み、男が先に湯に浸かっていると、女は風呂桶ごと担ぎ上げて山を登り始め、正体である鬼のもとへ急ぐ。男は途中で気づかれぬよう風呂から抜け出して逃げおおせた。しばらくして男がいないことに気づいた女は、今度は蜘蛛に姿を変えて男を捕らえようと画策する。しかし岩陰に隠れてその企みを聞いていた男は待ち伏せし、現れた赤い蜘蛛を火の中に投げ込んだ。すると蜘蛛の体は裂け、中から鬼の姿が現れたという。
- 広まり方
- 1962年の『芸能』所収、国学院大学説話研究会「四国の口承文芸―那賀郡平谷周辺(其の二)―」に記録がある。
- 地域
- 徳島県那賀町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ