おに
鬼
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 壱岐地方で正月6日から7日にかけて行われた、鬼を追い払い、鬼の来訪を恐れて慎む一連の習わし。
- 細部
- 壱岐では正月6日を「タラ立て」と呼び、家の入り口や神棚の前に桜の枝を一本ずつ立て、飯となますを供えて鬼を追い払う行事とした。翌7日は鬼が出歩く日とされ、夜間の外出を控える習わしがあった。また鬼が「餅食うたかエイト」「酒飲うだかエイト」などと声を掛けてきたという話や、体の軽い子供が寝ていると鬼に「カラウ」との言い伝え、家の中を賑やかにしていないと鬼が「カライ」に来るとの言い伝えも残り、詳しい意味は判然としないものの独特な言い回しが並ぶ。さらに7日には鬼が歳を取るとも伝えられ、正月の数日間に鬼をめぐる恐れと禁忌が集中して語り継がれてきた。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』所収、山口麻太郎「壱岐島年中行事」に記録がある。
- 地域
- 長崎県壱岐市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ