おに
鬼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 端午の節句に菖蒲やよもぎ、茅を軒先にさす風習の由来を語る伝説で、人を喰おうとした鬼が菖蒲とよもぎの臭いのために男を襲いそこねたという話が東秩父村に伝わる。
- 細部
- 秩父郡東秩父村(旧槻川村)に伝わる、端午の節句に菖蒲や茅、よもぎ、餅草を軒先にさす風習の由来譚である。昔、人間を喰おうとやってきた鬼が、女に姿を変えて男に近づき、連れ去ろうとしたことがあった。男は木の枝につかまって難を逃れたが、気づいた鬼が引き返してきた。しかし菖蒲とよもぎの臭いにかき消され、鬼は男を捕らえることができなかったという。この一件にあやかり、5月5日の端午の節句には、菖蒲や茅とよもぎ、あるいは餅草を軒端にさす習わしが根付いたと伝えられている。
- 広まり方
- 田中正明が秩父民俗誌に発表した「東秩父旧槻川村の民俗」の報告(1974年・1975年)に、東秩父村での聞き取りとして記録されている。
- 地域
- 埼玉県東秩父村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ