しょうぶやねのおに
菖蒲屋根の鬼
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 鬼に追われた子が菖蒲と蓬に隠れて助かったので、五月節句に屋根へ挿すのだという。
- 細部
- 五月の節句に屋根へ菖蒲や蓬を挿す習わしについて、この土地ではその起こりを鬼の話で説いている。かつて鬼に追いかけられた子どもが菖蒲と蓬の茂みへ身を潜め、そのおかげで難を逃れたというのである。以来、同じ草を屋根に載せて災いを退けるようになったとされる。強い香りを持つ草に邪を退ける力を認める観念が、鬼から身を隠すという具体的な物語の形をとって語り継がれている。
- 広まり方
- 1988年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 仕事と行事』第八編年中行事、五月節句のショーブヤネの項に載る。
- 地域
- 長野県富士見町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ