おーん
オーン
国内
未確認生物
- どんな話か
- 餅をつく家に自在鉤を伝って降りてきた鬼で、これ以来その家は餅つきをやめたという。
- 細部
- 正月用の餅を搗いていたところ、囲炉裏の上の自在鉤をつたってオーンと呼ばれる鬼が下りてきて、搗きあがった餅をさらって去った。以後その家では年の暮れに餅を搗く習慣を絶ち、自在鉤にはオソレと呼ぶものを取り付けるようになったと伝えられる。年中行事をやめる理由として怪異を据える型で、同じ地域には餅つきをめぐる似た由来話がいくつも残っており、行事の断絶を説明する語りとして機能している。
- 広まり方
- 1984年の『愛媛県史』所収、森正史による正月と餅の民俗の記述に見える。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ