おまつだぬき
お松狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 吉野川のお松狸は船頭を化かして墓石と美女を見誤らせ、榎の木で尾を振ると対岸の人を操って左右に動かしたという。
- 細部
- つるぎ町の吉野川に伝わるお松狸の話である。吉野川を行き来していたある船頭は、このお松狸に化かされ、墓石を美女だと思い込んで抱きついてしまったことがあったという。こうした化かしに遭わないためには、化かされたと気づいたときにその場に座り込み、煙草を一服するとよいと言い伝えられている。また別の話では、お松狸が榎の木に登って尻尾を左右へ振ってみせると、対岸にいる人までもが釣られるように体を左右へ揺らしてしまったという。船頭や対岸の人を惑わす、力の強い狸として語られている。
- 広まり方
- 1978年の『西郊民俗』所収、中岡之子「阿波北がたの昔話(三)」に記録がある。
- 地域
- 徳島県つるぎ町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ