おくりおおかみ,おおかみさま
送り狼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 横瀬町に伝わる話で、音五郎という人が峠道で狼が死体を引き上げるのを手伝ったところ、その後の道中を狼(オオカミサマ)にずっと見守られ、家の近くで礼を言うと狼は静かに去っていったという。
- 細部
- 秩父郡横瀬町に伝わる話である。昔、音五郎という人が峠へと続く道を歩いていたところ、前日に埋葬されたとおぼしき白装束の死体を、一匹の狼が引っ張り上げようとしているところに出くわした。音五郎はこれを見て手を貸し、死体を押し上げてやった。その後、再び峠道を登り始めると、その狼がずっと後をついてくるようになった。家の近くまで無事にたどり着いたところで、音五郎が送ってくれた狼(オオカミサマ)にお礼を述べると、狼はうなずくようなしぐさを見せてから、もと来た道を引き返していったという。
- 広まり方
- 戸口美明が『埼玉民俗』(1971年)に発表した「奥武蔵の狼さま」の中で、横瀬町に伝わる話として紹介している。
- 地域
- 埼玉県横瀬町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ