おくりおおかみ
送り狼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 明治初期のときがわ町で、せんべいを土産に持ち帰る途中の人が狼に後をつけられ、家の近くでせんべいを差し出して頼むと狼は去っていったが、恐怖のあまり3日ほど寝込んだという。
- 細部
- 比企郡ときがわ町に伝わる話。明治の初め頃、ある人が用事の帰りに、名物のせんべいを土産に買い求め、風呂敷に背負って歩いていたところ、狼に出くわした。遠回りをしながら家の方へ向かったが、狼はそのままあとをついてきた。家の姿が見えるあたりまで来たところで、持っていたせんべいを取り出して道端に置き、去ってくれるよう願うと、狼はそれ以上ついてこなかった。無事に家へたどり着いたものの、震えがおさまらず、3日ほど寝込んでしまったという。
- 広まり方
- 1971年刊行の『埼玉民俗』に戸口美明が寄稿した「奥武蔵の狼さま」に記録されている。
- 地域
- 埼玉県ときがわ町
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ