おくりおおかみ
送り狼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜道で人の後に付き従う狼で、家まで送られたら礼をして帰すという作法が語り伝えられた。
- 細部
- 権現坂を行くと目の前を狼が横切って人を驚かせることがあり、それが送り狼であれば十間ほど先で待ち構えているという。慌てずに一服すると言って腰を下ろせば害はなく、気を失うことだけは避けねばならない。家の門まで付き添ってくれるので、干した魚を投げて労をねぎらえば去っていくとされた。一方で、背後から頭上を跳び越して小便を浴びせ視界を奪うとも語られ、刃物を頭の上に構えたり、白い布を腰から二、三間ほど垂らして歩けば難を逃れられると言われた。
- 広まり方
- 1970年刊『余呉村の民俗―滋賀県伊香郡余呉村―』の第九章、東洋大学民俗研究会による口承文芸の報告に載る。
- 地域
- 滋賀県長浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ