おくりおおかみ
送り狼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜道を送り狼についてこられても転ばなければ安全とされ、無事に帰り着いたらわらじと握り飯で礼をする風習を伝える。
- 細部
- 夜道をひとりで歩いていると、送り狼と呼ばれる狼が後ろについてくることがあるという。ついてくるあいだに突然襲いかかってくることはなく、恐れる必要があるのは歩いている者が転んだときだけで、その瞬間に飛びかかられて命を落とすとされた。転ばずに無事家までたどり着けたなら、送ってもらった礼として片方のわらじと握り飯をひとつ狼に与える習わしがあった。すると狼は握り飯だけをその場で食べ、わらじは口にくわえたまま闇へ帰っていったと語られている。
- 広まり方
- 1930年の『旅と伝説』所収、栗山一夫「下里村の民譚」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県加西市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ