えなのとうげでおくるおくりおおかみ
恵那の峠で送る送り狼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 殿様街道で茶店のおばあさんを送る狼や、中山神社の帰りに頭上を飛び越える狼が伝わる話。
- 細部
- 殿様街道の夕立山にある峠では、茶店を営むおばあさんが店じまいをして家路につくと、必ずと言っていいほど一匹の狼が現れ、そのまま後をついて送り届けてくれたのだという。里に着いたところでおばあさんが礼として餅を渡すのが習わしで、送られている間は決して後ろを振り返ってはならないとされていた。また、中山神社に祀られているオイヌさまへ夜お参りに行った帰りには、狼が送ってくれるともいう。この狼は頭の上を飛び越えていくといわれ、あまりに速いためその姿を見ることはできないが、笠に砂がかかっていることで、狼に送ってもらったのだとわかるのだという。
- 広まり方
- 1979年の『中京民俗』所収「口承文芸」に記録がある。
- 地域
- 岐阜県恵那市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ