おくらぎつね
おくらぎつね
国内
未確認生物
- どんな話か
- 旧栄村から切原へ抜ける山道に出るとされた狐で、油や食べ物をめぐる悪戯が語られる。
- 細部
- 雁明のおくら、名龍のおくらとも呼ばれ、出没したという松林一帯は小倉林の名で通っている。被害の話はどれも身近な品にまつわる。夜道で提灯をかざしていた者は中の蝋燭だけを平らげられ、買い求めた食用油を提げて帰った者は道々で荷の重さが変わったあげく、家に着くと容れ物が空になっていた。着飾った老女に饅頭の包みを渡され、家で開けると馬糞だったという話も残る。化かされた側の失態として、肥溜めに浸かって上機嫌でいた者や、乾いた畑を深い深いと言いながらかき回していた者の姿も伝えられている。
- 広まり方
- 1987年刊『長野県史』民俗編東信地方ことばと伝承、細川修・松本清人による世間話の章に五例が収められている。
- 地域
- 長野県佐久穂町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ