おこり
おこり
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 墓に触れておこり(熱病)に取り憑かれた百姓の話や、代々恐れられてきたおこり石を発掘した家の者が病に苦しんだ話が高山市に伝わる。
- 細部
高山市七日町のある百姓が、堤防工事で使う発破を恐れて遠くまで逃げ、たまたま墓のそばに身を隠していたところ、その拍子に墓へ触れてしまいぞっとする思いをした。その夜から高熱を出して体じゅうが震え続け、いったんは治ったように見えても翌日にはまた震えが始まる有様だった。これは墓に触れた際におこりという熱病が取り憑いたためだと判明し、まじないによってようやく落とすことができたという。
高山市には別に、地主の家で代々恐れられてきたおこり石という石もあった。雑誌ひだびとの編集部がこの石を発掘したところ、地主は石の祟りを避けようと神主にお払いを頼んだものの、発掘のあとになって同家の人が重い病を患ってしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 1941年の『ひだびと』掲載、江馬三枝子「おこりの話」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ