おこじょ
オコジョ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 片品村では、山の神の使いであるオコジョを殺すと祟りがあり、見ただけでも怪我人が出ると恐れられていた。
- 細部
- 片品村に伝わるオコジョの話。オコジョは十二様、すなわち山の神の使いとされ、ヤマオーサキとも呼ばれる。イタチより小さくリスほどの大きさで、鼠を捕って食べるという。人に取り憑くという話は聞かれないものの、オコジョを捕まえた者が病気になった例が伝わっている。オコジョは樹齢百年を経た木のうろに、必ずつがいで棲んでいるとされる。ある時、木を倒したところ、その洞から数匹のオコジョが出てきたのでカンテラの火であぶって殺してしまったが、その晩、殺した本人が倒れてきた木の下敷きになって命を落としたのだという。また別の話では、ある者がオコジョを斬り殺したところ、その祟りは妻に及び、妻は二日間も山の中で迷い続けたと伝えられている。オコジョは見かけただけでも怪我人が出るとされるほど恐れられ、年寄りたちは姿を見ても声を立てず黙っていたのだという。
- 広まり方
- 1950年の『民間伝承』掲載、上野勇「戸倉聞書―利根郡片品村戸倉―」、および1956年の『上毛民俗』掲載、上野勇「片品のオコジョと命名法」に、いずれも記録されている。
- 地域
- 群馬県片品村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ