おけん
お建
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 耳に藤蔓を通されて焼き殺された僧の祟りで、坂には藤が生えず森の木も切れないという。
- 細部
- フリヤンサ坂に身を潜めていた僧が捕らえられ、耳へ藤蔓を通されたうえで愛宕坂において火あぶりにされたと伝わる。その恨みのために、フリヤンサ坂では藤が根づかないという。また、社を囲む森の木を傷つければ火の災いを招くと恐れられ、枯れた木でさえ手をつけずに残されてきた。処刑に使われた藤という植物と、刑罰の火とが、そのまま土地の禁忌の内容へ移し替えられている点が語りの要である。
- 広まり方
- 1983年の『伊那』誌に載る桜井伴の報告、幻の古道とお建伝説に記されている。
- 地域
- 長野県阿智村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ